今回は珍しく、プロレスです。少年時代はまだゴールデンタイムにプロレス中継がありました。金曜8時のテレビ朝日は新日本プロレス(アントニオ猪木のところ)、土曜の6時半(確か…)の日本テレビは全日本プロレス(ジャイアント馬場のところ)、そして、土曜の昼間(だったかな?)には(今は亡き)全日本女子プロレスといった具合。けっこう好きで、よく観ていました。学生時代にもイベントの会場整理のアルバイトをしていたときは、よく日本武道館のプロレスを選んでいました(その日にお金がもらえるというのもありましたが)。
そんな5月5日、夕方に新宿で飲み会があったので、せっかく上京するのだからと調べて出てきたのが、後楽園ホールで行なわれた
NEO女子プロレスです。プロレス観戦するのは12年ぶりかな? 前回は地元に巡業に来た、全日本女子プロレスでした。
この日の試合の結果は、NEOに載っているので、そちらをご参照ください。
第1試合 高橋奈苗○vs華名×
第2試合 植松寿絵×vs吉田万里子○
第3試合 風香・りほ○・松本浩代vsさくらえみ×・真琴・大畠美咲
第4試合 ×田村欣子・元気美佐恵・三田英津子・勇気彩vs○木村響子・江本敦子・中川ともか・ベネッサ・ザ・マウンテン
第5試合 NEO認定タッグ選手権 (王者チーム)タニー・マウス○・宮崎有妃vs渋谷シュウ・チェリー×(挑戦者チーム)
第6試合 NWA認定女子パシフィック&NEO認定シングル選手権 (王者)松尾永遠×vs井上京子○(挑戦者)
※ちなみに、上の連続写真で試合が決着したわけではありません(同じナイアガラ・ドライバーだったけど)
その中で特に面白かったのが、第5試合のタニー・マウス&宮崎有妃の『NEOマシンガンズ』。名前の由来は分かる人ならすぐ分かる、往年の人気漫画『キン肉マン』のキン肉マン&テリーマンのタッグチーム「ザ・マシンガンズ」です。
それなりのキャリアの選手だから、レスリングもしっかりしているのだけど、お客さんに魅せるプロレスをするんです。
相手を捕まえて、何をするかというと…。
「恥ずかし固め」。確かに、これを喰らった相手は恥ずかしい…。とくに水着系のコスチュームだと…。彼女達が「カメラを持ってる人は用意!!」なんていうものだから(^_^;)…。ちなみに、アイドルと対戦するときに、相手を傷つけないで試合を決着させる方法として考え出された技だそうです。確か、その翌日のスポーツ新聞にデカデカと掲載されていたっけ…。(
1・
2)
さらにはこのあと、場外乱闘でも同じことをやっています。しかも自分のすぐ目の前で…。そんなに前の席ではなかったけど、場外乱闘を観るのにはいい席でした。
パロスペシャル。『キン肉マン』のウォーズマンの必殺技です。同世代の人で真似した人も多いはず(自分もその1人)。技をかけているタニー・マウスは、自分と同い年。なんか納得。
キン肉バスター。その名の通り、キン肉マンの必殺技です。このほかに、撮影できませんでしたが「クロスボンバー(ネプチューンマンとビック・ザ・武道のコンビ技)」もありました。
そして、
試合終了後のタニー・マウスのコメントが、『キン肉マン』好きにはたまらないものでした。
ユニット「レボルシオン・アマンドラ」が翌日の対戦要求をしてきて…
あいつらの中に、カナダ人(ベネッサ・ザ・マウンテン)がいるじゃん。だからカナディアンマンじゃん。
そして、自分たちのこと特別だとかいうから、スペシャルマンじゃん。
カナディアンマンとスペシャルマンのタッグで「ビッグボンバーズ」じゃん。ビッグボンバーズって、弱小チームじゃん。マシンガンズのうちらが負けるわけないじゃん。
『キン肉マン』にそれなりに詳しい人じゃないと、はっきり言って意味不明。もちろん、『キン肉マン』を全巻持っていた自分には、思いっきりツボでした。
場外乱闘あり、いろいろな筋書きがありと、大人の視点でクールに、そしてショー的要素もあることを認識した上で見ると、予想以上に面白かったですね。正直、またプロレスを見に行こうと思いました。正直、意外な収穫でしたね。