いろいろな意見がありますが、とりあえずは、復活したことを素直に喜びました。不満はたくさんあるけど、それが全ての根本です。理想を言えばキリがないけど、それでいいのかもとも思います。「ウルトラクイズファン」として、この番組に対しては純粋でいたいと思いました。
でも、不満点も挙げてみます。まず、放送時にいちばん不評だった決勝の「○×ドロンコクイズ」です。これにはやられました。過去のウルトラでも「人の不幸は蜜の味」じゃないけど、1番人気のクイズを敢えて決勝に持ってきた。でも、この番組のファンだったら決勝は単純早押し10ポイント勝ちぬけの真剣勝負が見たかったと思います。これはおれも同感です。やっぱり、それがウルトラクイズの醍醐味だと思います。
あとは、それまで恒例だった「大声クイズ」、「バラマキクイズ」がなかったこと。個人的にはこの2つ(特に大声クイズ)が好きだったので、不満と言えば不満ですが、「新しいものを作る」という観点から考えればこれはこれで仕方のないことでしょう。でも、見ているコアなファンはかつてのウルトラを望んでいただろうから、難しいね。
そして、1番の問題と思えるのが「放送時間が短い&チェックポイントが少ない」ということです。ウルトラクイズはクイズ番組であるとともにドキュメント番組でもあると思います。出演している人の人間性が出されて感動する、チャレンジャーに感情移入できる、だから長い間続いてきた番組だと思います。今回は急ぎ足で通り過ぎていってしまい、チャレンジャーの人間性が出されていなかった。その点は不満でした。今までのウルトラは誰かを応援しながら見ていたので、応援する猶予がなかった。ウルトラクイズは2日間で放映しきるのではなくて、1ヶ月かけて、毎週放送するほうが面白い。そして、お金がかかるかもしれないけど、チェックポイントが多いほどそれだけドラマも生まれるのだから、今度復活する時は中途半端な数じゃなくて、たくさんのチェックポイントを作ってほしいものです。
21世紀になって、「クイズミリオネア」が結構な人気番組になってきました。「タイムショック」も復活して、視聴者参加型のクイズ番組が復活しつつあります。ウルトラクイズもその流れにのって華やかに復活してもらいたいものです。いつになるか分からないけど、復活したら、もちろん馳せ参じなければ!